JOB02設計

お客様の思いを形に


培われた技術と経験を


活かしたデザインをご提案

新卒採用 2012年入社 / 
技術部 設計グループ

JOB
業務内容

  1. 01営業
  2. 02設計
  3. 03調達
  4. 04新造
    (溶接)
  5. 05修理
    (船体取付)
  6. 06修理
    (機関)

お客様より提示された諸条件や仕様をベースに、基本仕様の検討や見積作業を行います。

受注決定後には、種々検討を実施しながら、主要配置図や諸管系統図などを作成し、お客様との打合せにより仕様を確定させていきます。
また、多種多様な機器や部品の手配、各メーカとの協議、製作物の図面作成、現場に向けた各種取付図面の作成などの業務を行います。

最近では3DCADを使用した図面の作成も行っています。

ONE DAY
私のとある1日

EPISODE
私と船の物語

『最新技術と船』 -3Dスキャナを使用したBWMSレトロフィット工事-

2017年に、世界を航海するすべての船に対し、バラスト水管理条約という条約が発効されました。
バラスト水とは荷物を積載していない船を安定させるために積み込む海水で、荷揚げ港で荷物を降ろした時に積み込まれ、到着した港で荷を積む際に捨てられます。
そのため、バラスト水に含まれる微生物が海を渡り、別の海域の生態系に大きな影響をおよぼしてしまいます。

この問題を解決するために、バラスト水処理装置(以下、BWMS)という大型装置を搭載することがバラスト水管理条約によって求められました。

私が担当したのは、主に既存船に追加搭載する修理工事案件でした。

既存船にBWMSを搭載する場合は、まずは仕様に合ったバラスト水処理装置を選定し、配置等の検討を行います。
その後、詳細検討に移るのですが、特に建造から年数の経った船などでは、建造時の図面が残っていなかったり、いろいろと改造が施されていたりと、図面と現状が異なることがあります。
そのため、実際に船に乗り込んで船内の状態を3Dスキャナによってデータ化し、その3Dデータの中で設計する「リバースエンジニアリング」という方法を用いました。

全て初めての経験で分からないことも多々ありましたが、お客様や現場スタッフと協力して無事工事を終えることができ、改めて造船の面白さが実感できました。

今後も、環境に配慮した技術が開発されていくと思います。
新しいことにチャレンジすることは常に苦悩が付きまといますが、それを乗り越え、仲間とともにゴールにたどり着いた時の感動は忘れられないものになると信じています。


設計はどのような仕事ですか?
JMUアムテックの設計部門は、大きく構造設計グループと艤装設計グループに分かれています。
構造設計グループでは、船の強度計算や、船型の設計をおこないます。
艤装設計グループは、さらに内装チーム、外装チーム、機装チーム、電装チーム、計算チームに分かれ、内装チームは船員の居住スペースの設計、外装チームは上甲板上に配置される係留装置や油圧機器などの設計を担当しています。
また、電装チームは船全体の電気・通信関連の設計を行い、計算チームは船の総トン数や重量重心、進水計画などを検討しています。
私の所属する機装チームは、エンジン・ポンプ・機関などの機装設計を手掛けています。私はその中で、機関室配置図や諸管系統図の調製や、仕様に合った機器の手配を担当しています。
最近では3DCADを使用した配管モデリングや図面作成なども行うようになりました。
エントリーの経緯を教えてください。
地元を離れ、名古屋の大学・大学院で、ロボット部品を動かす機械工学を学んでいました(CADも学生時代に習得)。
当時から船・飛行機のような重工業の分野に興味があり、巨大建造物を造る仕事に携わりたいという思いがありました。
JMUアムテックでは、小型作業船以外にも大型船の修理・改造工事を行っているため入社したいと思うようになりました。
地元企業であることも志望した理由の一つです。
この仕事の醍醐味は?
JMUアムテックの魅力は、様々な種類の船の建造や改造・修理に携われるところです。
新造案件では、作業船製作を得意としていますが、種類は多岐にわたります。改造案件においても、迫力あるサイズの大型貨物船やフェリーなどの船を見ることができます。
ここ数年では、環境対策としてBWMS(バラスト水処理装置)という大型の機器を客船に追加搭載する工事を担当しました。主導して計画から携わった大がかりな改造工事でしたが、無事完工できた時は感無量でした。
自分が学生時代にやっておけば良かったと思うことは?
流体力学や熱力学などの4大力学(その他:機械力学、材料力学)はもっと勉強しておけば良かったと感じています。
特に機装設計の場合は、流体力学や熱力学の基礎的な考えを使うことがあるので、勉強しておいて損はないと思います。
どんな人と働きたいですか?
巨大建造物の製作には多くの人が関わるため、現場の人がやりやすいように調整したり、周りの人としっかりとコミュニケーションの取れる方は大歓迎です。
また、どんどん新しいことにチャレンジできる人、何事にも興味を持てる前向きな人は、この仕事に向いていると思います。
優しい先輩方がたくさんいる風通しの良い職場ですが、熟練された技術の途中経過をいつも見られるとは限りません。
時には目の前のチャンスから、盗んで学ぶような貪欲な姿勢が役立ちます。
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