採用 トピックス
問題|どれが “船” でしょう?
この問題は、兵庫県立大学 姫路工学キャンパス 食堂にて2022年06月に出題されました。
JMUアムテックの海洋クイズにチャレンジいただいた皆様、こんにちは。 JMUアムテック 採用担当です。
今回の問題は初級編として、どれが “船” なのか、出題しました。
どうでしょうか?
JMUアムテックは、ここ播磨の地に根付いて100有余年。
TVでも何度か取り上げられていますが、JMUアムテックの発祥である『鈴木商店』の名をご存知の方も多いのではないでしょうか。
神戸製作所の時代、第二次世界大戦、播磨造船所の時代、石川島播磨重工業(現IHI)の時代、IHIアムテック時代を経て、現在のJMUアムテックへと長い年月において数々の波を乗り越えてきた歴史ある会社です。
周りを海で囲まれた国に住む私たちにとって、海事産業は切っても切れない事業の一つです。
そんな、海や海事産業にまつわる「へぇ~っ」と驚くおもしろ情報をきっかけに、海事産業に興味を持っていただければ嬉しく思います。どうぞよろしくお願いします。
それでは、気になる今回の答えですが・・・・・
ドゥルルルルル・・・、 ジャン♪
答えは、
全部 “船” です。
「おいおい、ひっかけかよ〜っ」の声も聞こえて来そうですが、
海や船について知られていないことがまだまだたくさんあります。
今回は、さまざまな役割を果たす船の種類について、その一部をご紹介します。
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A.クルーズ客船
- 船と言えば豪華客船!というほどシンボル的存在。
さまざまな大きさがありますが、写真の客船は全長183.4m、全幅25.0m、デッキ数12層、旅客定員720名です。乗客に船旅(クルーズ)を提供するための旅客船で、宿泊設備を持つことは勿論、レストランやバー、フィットネスクラブやプールなどの設備を備え、サービス要員や医師・看護師なども乗船しており、長期間の船旅を楽しめるようになっています。
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B.グラブ浚渫船
- 巨大なグラブ(グローブ)付きのクレーンを装備した浚渫船で、海底の土砂をクレーンゲームのように掘ることで海底の土砂を浚(さら)います。移動や揚錨、土の運搬などは他の小型船(タグボート)の力を借ります。
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C.海洋環境整備船
- 写真はクリーンはりま(海面清掃兼油回収船)で、海面に漂流する流木等のごみや、海難事故等で流出した油の回収を行っています。
写真ではわかりづらいですが、双胴船(船が二つつながったような形状)で、双胴船の間にごみを通過させ効率良く回収できる優れもの。長尺物の回収には本船装備のクレーンを使用して回収します。
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D.サンドコンパクション船
- 文字通り海底のサンド(砂)をコンパクション(圧縮して固める)する船です。
軟弱地盤中に振動あるいは衝撃荷重を用いて砂を圧入し、直径の大きい締め固められた砂柱を造成する方法や、バイブロハンマ(振動する杭を打ち込む)用いて良く締め固めた砂杭を造成し、地盤改良を行う方法があります。
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E.起重機船
- 港湾工事(橋桁・橋脚の設置)、海洋開発(最近では洋上風力発電設備の設置)、サルベージ(沈没、転覆、座礁、座洲した船の引き揚げ、浮揚、曳航)などの作業などの目的のため、重量物のつり揚げを行う作業船です。
起重機の型式により、ジブ固定・ジブ俯仰・旋回式等がありますが、写真はジブ俯仰型です。
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F.SEP船
- 写真の船は800t吊全旋回式起重機船にSEP(Self-Elevating Platform:自己昇降式作業台船)機能を付加することで、気象海象条件の厳しい海域でも波の影響を軽減し、安全に精度の高いクレーン作業が可能な作業船です。
「自己昇降式」は、船が目的地に到着後、4本の脚を海底に着床させ、船体をジャッキアップすることによって海面から浮上させ、自立する仕組みです。
再生可能エネルギーの電源構成比率向上に向け、海に囲まれた日本の洋上風力発電事業への活用が期待される作業船です。
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G.輸送用台船(デッキバージ)
- 大型の製品を輸送するための台船で、起重機船やSEP船とのコラボレーションで活躍する台船です。
写真の台船は6,500tの重量物を積載可能です。
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H.ケーソンドック
- ケーソンとは、防波堤などの水中構造物や、地下構造物を構築する際に用いられるコンクリート製、又は鋼製の大型の箱です。防波堤を現場の海上で直接造ろうとすると波や風の影響をまともに受け、また水中での作業も多くなり大変困難で危険なため、安全な場所でケーソンを製作し現場に運んで据え付ける方法が考案されました。
ケーソンドックとはこのケーソン製作専用のフローティングドックの事です。
JMUアムテックでは、さまざまな種類の船や構造物を造ったり、修理したりしています。
関わる事業の分野や、実際にどんな働き方があるのかをチェックしてみてくださいね。